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ネット広告ここまでやったら儲からない?

日記

ネット広告が儲からなくなってきた

フェイスブック広告や、アドワーズ、Yahoo!リスティング。今時のネット広告3本柱といえますよね。 でも、「ネット広告は儲からない」、「最近は利益がなくなってきた」 という声も聞きます。

んなわけないだろ。だったらどこに広告だすのか?どうやって集客のコストをまわすのか? 逆に教えてほしいくらいなんですね。 で、よく聞いてみると、広告の出し方が雑すぎるんです。

ちょこちょこっと適当にやって、数字が下がってきたというわけです。確かに儲からないビジネスだったら、どうやっても儲からない。 そんな時に「さすが!」というネット広告の例があったので共有したいと思います。

ここまでやって儲からないなら、そりゃ本当に儲からない可能性が高いってことですね。

リマケ

リマケ=リマーケティング このリマケ(Yahoo!ではリタゲ)というのは、1度サイトに来た人に対して、繰り返し広告を表示できる機能なんですね。 あるサイトのバナーが何度も表示されたことがあるでしょう。

少なくとも興味がある人へまたお知らせするのですから、テレビCMのように関係ない人に出す広告よりははるかに反応がいいのは想像がつきますよね。 ネット通販でも1度で決めかねる場合に、また広告を表示できるのですからすごい機能です。

でもリマケでよくあるのが、リンクで誘導するのがトップページ。 まあ認知のための意味はあるのですが、ほとんど反応はしませんよね。あなたもクリックしないでしょ? これで効果がある!とはあまり聞きません。

そうは言っても、いまだにリマケもできないよりは、はるかに効果はあります。 なぜならただ、PPC広告の場合はクリックされたら広告費が発生するのでアリっちゃぁアリの方法です。これだけでも1発勝負の売り込みよりはスマートですしね。

またリマケで追えるのは540日(2017年時点)。この期間なら広告を出す出さないも自由ですし。途中で効果的な運用方法に気がついたときから結果を出すことも可能です。 そういう意味では、トップページでも最低限はクリアしているといえるでしょう。

そしてついやりがちなのが、トップページは反応がないのに【クリック課金】ではなく【表示回数で課金】を選んでしまうことです。 反応のない表示で広告料が発生するので、かなりの確率で赤字になるでしょう。

ジャパネットたかた

2017/05/10、ジャパネットたかたのメールが来たのでクリックしてみたんですね。すると、日傘の予約販売LP(ランディングページ)へいったんです。 予約者に応じて割引が増えるセールを開催中だったんです。 まぁ日傘1本、よくこれだけメリットを書けるよねと関心しつつページを閉じる。 そして他のブログを見ているとちゃんとリマケが機能しています。

日傘の予約参加ショッピング

この場合、私が日傘のセールに反応したので、日傘のセールのバナー画像が表示されました。実はここで「おぉ!」という軽い驚きです。 というのも、このリマケをやっている場合でも、ズレた広告を出している企業は少なくないんです。

今回の場合でよくあるパターンだと、日傘に反応した人なのに、ジャパネットのトップページへの広告を出しちゃう。 もうこれだけでも相当に洗練されたwebチームを抱えていることがわかります。

このように丁寧な運用ができないと、ユーザーにとっては、興味がなく同じ広告がずーっとでるのでウザい、と思われるわけです。 で、ウザいから売れない、売れないから広告を止めるわけです。そしてネット広告は広告費が高いと。

稼げるリマケ

でもジャパネットは違った。理屈は簡単なのですが、実際にやる会社はほとんどみたことがないので、本当に感心してしまいました。 理由は、「日傘」のページを見た人には、「本日24時までの日傘」バナーで日傘ページへ誘導しているわけです。

あなた、日傘に関心ありますよね? タイムセールは今日の24時までですよ♪ って内容なんですね。 これ「日傘キャンペーン」ごとにバナー画像も作り、最終日には「本日24時まで」の最終日用のバナー画像も用意されているわけです。

あくまで「人」にフォーカスした、実に丁寧な仕事・・・ もしかしたら数日前の人にも、最終日には「お知らせ」的に表示するバナーだったのかもしれません。

別商品のリマケ

そしてさらにすごいのは、しばらくすると今度は「エアコン」です。 え?「日傘」の人に「エアコン」を見せちゃだめでしょう。 と思うかもしれませんが、これがディスプレイ広告の神髄だったりするわけですね。

エアコンセール

キーワードを入れて検索した時に出る広告(SS・スポンサードサーチ)の場合は、「日傘」に関係ない「エアコン」の広告はNGです。 が、検索していないときには、OKなのです。

あくまで検索していない(何かを探していない)場合は、人の意識になんとなく情報が入りやすい状態だからですね。 また「日傘」と検索したことがある人は、「エアコン」が不要とは限らないから。ちょっとややこしいですね。

なにより当然、ジャパネットとしては、この時期くらいから「エアコン」の需要が増える。 「暑い!壊れた!エアコン!」 という人ではなくて、「そういえば古いから・・・」 「前のシーズンに壊れたままだった。」なんて人に対して、提案セールスできるわけですね。

これって「エアコン」じゃなくてもシーズンごとの商品だったり、緊急的な商品でも大丈夫なんですね。1年以上、サイトに来た人にアプローチできるからです。

ここまで来るとわかると思いますが、ちゃんとネット広告の基本をやっている会社はあまりみかけません。 そりゃぁ儲からないだろうよと思っちゃいますけどね。(儲かってればやらなくてもOKですからね。)

ざっくりネット広告を段階にしてみると、こんな感じでしょうか。 ディスプレイ広告の方が市場が大きいので、たくさんの方法があります。

  • 検索だけ
  • リマケでトップページ
  • リマケでLP
  • リマケで別展開
  • ほかディスプレイ広告・・・

検索キーワードに出すだけってのはとてももったいないんですね。ナンパで言えば、一言目に反応してくれた人だけを相手にするようなもの。 その次がの手があるかないか、そこが別れ目なのと同じです♪

まとめ

最後にタイトルの「ネット広告ここまでやったら儲からない?」 いやいやいやいや、儲からないのはここまでやってないからでしょう。   

広告をちゃんとやってるけど広告費が高い。 なんてのは、まずちゃんとできていないのですね。 もしくは「ちゃんと」の水準が低すぎるわけです。

圧倒的にマス広告より安いネット広告で儲からないなら、どこに広告出す気なんでしょうか? 謎は深まるばかりです・・・

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