一番儲かる広告戦略! 単行本(ソフトカバー) – 2016/2/1
望月 聡 (著)
コアな部分は、情熱をちゃんとWEBページに反映させようよ。
的な、意外と情緒的なところにとても共感。
広告戦略なのでテクニカルで、もっとドライかと思っていただけにちょっとうれしい内容です。
3年前の本なので、ちゃんとスマホ対応しようね。
というムードが漂います。
もちろん今どきはスマホ対応は大前提。
でもそれは表面的なことですよね。
単純に、人の行動がスマホで情報収集にかわった。
だったらちゃんと対応しないとだよね、ってことですね。
本物の経営者にチャンスの時代
これは小見出しについているのですが、まさにそうなりつつあります。
ちょっと前までは、
パソコンやネットを使うスキルが必要でした。
20年前ならホームページ。
10年前ならブログ。
5年前ならSNSでしょうか。
でも今はツールもサービスも、サードパーティ(代行会社)も増えました。
だからスキルで困ることはなく、経営者のやったことがそのまま社会に反映するようになってきてますよね。
つきつめると、「相手を知る。相手に知ってもらう。」ことができるようになったわけです。
これにより、良い商品やサービスは求める人の手に届きやすくなった。
だから売上も上がるし、経営的にもプラスに働く時代です。
でもそれは、ちゃんとネットを活用している場合です。
適当に作ったきれいなホームページ。
営業手法は昔のまま、飛び込み営業。
さすがにこれではもう厳しいでしょう。
そうではなく、見込み客へのアプローチなどはWEBを活用。
人が対応した方が良い場合に、人が対応する。
昔は飛び込み営業なんかで、やたらデカイ声で「失礼します!」なんてありましたよね。
今かんがえてみれば、ただの時間泥棒です。
そのような自分の利益のために、相手から盗むのは時代遅れ。
問題を抱えた人に解決策のヒントを与え、資料請求まではネットにやらせる。
そして必要な場合「営業マンの話をきいてみたい」となったら、人が動く。
このように効率よく、相手を尊重した営業が必要な時代だということですね。
相場は200万円
ただこの書籍の中でも、ホームページには200万円程度が必要。
事業規模や商材にもよりますが、そりゃそうだよねと思います。
ビジネスなのに無料ブログで日記を毎日書くだけ。
そういうのとは違います。
1人起業ではよい方法でも、年商が1億超えたらやめてください。
必要なのはお客さんのため、プロとしてのWEB活用ってことですね。
もちろん社員ができれば、それがいいでしょう。
ただ現実的には難しく、できていないことすら気がつかない。
でもほとんどはこの残念なパターンです。
売れないホームページのために、社員の給料を払い続ける。
そういうのは、ライバル会社にやってもらいましょう。
現実問題、営業マンの視点が必要です。
でも営業マンがネットも兼任すると、スキルも低く営業マンとしての仕事もできなくなります。
そう考えると、営業マンには実力を発揮してもらう。
その営業マンに見込み客を、WEBから連れてくる。
こうした方が実はコスパもよく、ストレスも少ないのが分かるでしょう。
別の視点だと、この営業マンに退職や転職されると深刻なダメージです。
毎日投稿より更新
WEBの運用でとても共感したのが、更新頻度。
それも毎日ブログを投稿!
ではなくて、既存のホームページを修正する回数が多いです。
この修正回数の多さは、売れているHP制作会社の特徴です。
実際には運用段階で社員が修正するのもいいと思いますね。
更新と修正の違いは、更新はページを増やす。修正は今あるページを変更することです。
もちろん変更することが目的ではありません。
アクセス解析や営業マンの日誌、コールセンターの対応、アンケート、SNSなどの声を拾って改善していくことですね。
つまりお客さん、見込み客をよく見て自分の対応を変えていくわけです。
そりゃ結果がよくなるのは当たり前ですよね。
でもよくあるのは、ブログを毎日更新しています!
って、そりゃ自分視点であって、相手の存在が無いですよね。
そうではなくて、
・もっとこういうことを知りたいんじゃないか?
・ここの部分をわかりやすくした方がいいの?
・事例をもっと増やした方がよさそうだ。
など、相手(顧客、見込み客)にとってプラスの情報を増やしましょうってことですね。
広告戦略
一応、あります。
PPCはDN系(ディスプレイネットワーク)やFB(フェイスブック)広告をちゃんと使おうね。
一番多い、検索広告はみんなやってるのでコスパが悪いよと。
ん?こうまとめてみると、広告戦略があまり掲載されていないような。
でもなるほど納得。
広告以前に、広告から連れてきた見込み客に見せるページ。
いわゆるLP(ランディングページ)をちゃんと運用できてなけりゃ儲かりません。
テクニカルなことの変化も激しく、新しいSNSやツールがでてくることでしょう。
だからスキル的なコトは、あまり大切でもありません。
自社の軸があれば大丈夫。
まわりを見ればわかります。
今、ネットを活用できないのはポリシーがないからです。
自社のお客さん、見込み客に興味がないからスマホもネットもやらないだけ。
自分が分かるかどうかが基準だから、世間の人にフォーカスすることもありません。
おまけ
書籍の中で紹介されてる、便利サイトの一部です。
・パソコンからスマホの表示をチェックするサイト。
【レスポンシブデザインテスト】
・ネットのキーワードなどのチェックツール
【アフィリエイトルーム】
一番儲かる広告戦略! 単行本(ソフトカバー) – 2016/2/1
望月 聡 (著)