フィギュアスケート羽生結弦選手に起きた、週刊誌の問題ってご存じですか?
「死」を意識するまで週刊誌のデマ報道や、ネットの中傷があったということです。
まぁマスコミ情報はネットで議論ができるので、真偽はわかる。
でも中傷のほうは、ちょっと違う問題になってるんです。
羽生結弦 誹謗中傷
それは、羽生結弦選手の誹謗中傷を書く求人がされていたから。
羽生結弦の悪口を書いてくれたらお金上げるよ!って仕事。
なんじゃそりゃー!?
なんですが、これは本当の話なんですね。
日本スケート連盟がJ-CASTニュースの取材に「取り得る必要な措置を講じていきたい」との見解を示した。
とあるので、スケート連盟規模でこの問題を把握し、対策をとることにまでなっています。
「クラウドワークス」(東京都渋谷区)で、羽生選手を誹謗中傷するような記事作成の募集があった
もちろんクラウドワークスは掲載を停止していますが、実際にお金をはらって誹謗中傷を行う人がいる、ということなのです。
仕事の依頼者の真意はわかりかねますが、嫉妬や妬みの延長にあるのかもしれませんね。
SEO対策
ちなみにこれ、ビジネスの現場ではそれほど珍しくはありません。
私も仕事で受けるのですが、メジャー企業への攻撃です。
※受けるのは防衛をね。
たとえばテレビCMをやってる企業。「○○で検索!」とかありますよね。その○○ってキーワードに、「ぼったくり」「信用できない」「こっちの方がよかった」というサイトをSEO対策をするんです。
すると、莫大な広告料を払ったメジャー企業のおこぼれを、誹謗中傷した会社がもらえたりするんですね。
もっと具体的にいいますね。
「○○と検索!」※○○=会社名
この場合、ランキングサイトを作り、○○は3位とかにするんです。
すると「○○」って検索した人は気になりますよね? 1位や2位のところの方がいいんじゃないの?って。
そこで「○○」の適当な口コミを作って、1位2位のサービスへ誘導するんです。
ネット広告だと審査があったりするんですが、SEOは関係ないですからね。
ちなみに審査があっても、第三者機関のアンケートとかなんですね。
この場合、1位2位の企業が1位2位になるような質問を作るんです。
すると、本当にアンケートをとっても1位2位になります。
だから、ある意味やりたい放題。
※↑私はこの施策に対抗する仕事を請け負っていたわけです。
評判管理
これらは「評判管理」なんて言われ方をします。
評判を管理するのはナンセンス。
でも、悪意を持った人や会社が実在するんです。
だから対策を講じる必要があるんですね。
もっとも、個店のような場合はまず心配いりません。
ただある程度の規模だったり、認知度が上がってくると狙われます。
人ってネガティブな話が好きですし、妬みや逆恨みでもこだわる人がいますから。
実害が出ないように、エゴサーチ(自分の名前、社名、サービス名で検索)して定期チェックしておきましょう。
あなたと接点がない人は、ネットの情報しかなければ信じるしかないのですから。
ビジネスならきちんと、ネットの評判管理は怠らないようにしましょーね♪