チラシ・パンフレット印刷後の悲劇を防ぐ
東京都北区の生涯学習情報誌「まなびんぐKITA」
ペラペラとみていると訂正紙が。

自治体や文化センターなどの講座案内チラシで、たまにあるあるトラブル。
各講座のQRコードのうち、2つが「広告サイトに移動してしまう」という理由で訂正が入っていたのです。※QRコードジェネレーターのサイトなので、URLの登録ミスと

実際のスクショはこちらです。
qr.generatorqr.com は、世界中でトラブルが報告されているサイトです。
無料でQRコードを作ることができるものの、数日後には削除される。画面の下部に「このQRコードの所有者ですか?」の部分ですね。
これを復活させるにはサブスクで払い続けてね。ということは、規約にも書かれています。つまり合法なので自己責任ということですね。 規約 https://generatorqr.com/terms
これも作成方法によって、回避できるのですが。Webの知識がないとちょっと難しいでしょう。
講座の担当者がそれぞれ作成したURLのQRコードをそのまま掲載したため、チェックが漏れたのか、リンク先の都合で変更ってのはあるあるですね。
これ普通の商売でも十分に起こりえます。
「チラシを刷って配っちゃったから、もう訂正できない…」
そう絶望する前に、知っておいてほしいことがあります。実は、事前の「仕組みの作り方」次第で、印刷後であってもいくらでも裏側で修正・コントロールすることは可能なのです。
今回は、QRコード集客で大失敗を避けるための「正しいリンク設計」について解説します。

理由1:トラブルが起きたときに「後出しで修正」ができない

今回のように、フォームのURLが間違っていたり、途中でフォームの仕様が変わったりした場合、直接リンクさせているとチラシをすべて刷り直すか、訂正を行う必要があります。
今回のように予算もあり迅速な対応ができればまだいい。
でも可能ならばこういうトラブルは予防しておきたいものです。
実は対策はかんたんです。
「自分のWebサイト(詳細ページ)」を1枚挟んでおけば、万が一フォームに問題が発生しても、Webサイト側にあるリンク先ボタンのURLを書き換えるだけで対応が完了します。
パンフレットのリンク先が自社が管理しているか、他社が管理しているかの違いですね。
QRコードの場合、私は絶対に自社ドメインを経由させています。
理由2:直接フォームに飛ばすと「動機付け」が不足する

多くのチラシでは、紙面の都合上、日時・費用・場所といった「最低限の条件」しか掲載できません。その状態でQRコードから直接申し込みフォームに飛ばしてしまうと、どうなるでしょうか?
ユーザーはまだ「本当に参加したい!」という熱量が高まりきっているとは限りません。
フォームの入力項目を見た瞬間に面倒になって離脱してしまうかも。
そうではなくてQRからは自社のページに飛ばすなら、そのページは講座の詳細を記入しておくと、講座の魅力をしっかりと伝えることができます。
まぁ行政のイベントならば、あまり多く来てもらっても困るとかあるかもしれません。
でも商売を営んでいる人であれば、しっかりと集客につなげる重要な項目です。
理由3:自サイトへアクセスが発生するので改善ができる

これはSEO対策AI検索対策に関係するオマケですが、サイトの改善ができたりサイトの評価が高まります。
アクセス解析でページの読まれ方などをチェックできるので改善ができるようになります。
ついでにアクセスがあることでサイトの評価が高まると、検索に表示されやすくなったりAIにおすすめされやすくなります。
これだけではメリットは微々たるものですが、1と2をやるとオマケとして発生するという感じですね。
でも私らWEB屋さんの場合、このオマケの効果が欲しくてQRからは必ず自サイトを経由させたりしています。
ちなみに同じページを別のQRコードで設定する場合は、URLパラメータ(UTM)を使います。
例えば、チラシのQRコードと、DMのQRコード。どちらも同じセールスページを設定している場合。
URLの後に?utm_~ とつけることでリンク元をアクセス解析でチェックできます。
例えば https://example.com/ の場合。https://example.com/?utm_source=test_source&utm_medium=test_medium&utm_campaign=test_campaign
この場合「=」の後を変更することで、同じページのアクセスでもアクセス元をカウントできますよ
これにしても、QRコードの印刷前の準備が必要です。
QRコードも適当に作っただけだと、大損するので必ず設定しましょう。
QRコード設置のベストな動き

- チラシ(QRコード)
- 講座の魅力を詳しく書いた「詳細ページ(LP)」 ← ここで魅力を伝える!
- 申し込みフォーム
まずは詳細ページを経由させ、講座の魅力やメリットをしっかり伝えて「動機付け」をすることが、成約率(コンバージョン率)を上げる鉄則です。
フォームに直接飛ばしたい場合の「裏ワザ」
手間だったり時間や予算の関係でどうしても詳細ページを作れず、直接フォームに飛ばしたい事情がある場合(行政のシステム都合など)は、「リダイレクト(自動転送)用のページ」を1つ挟むのがスマートです。
専門的には301リダイレクトを(.htaccess)で設定するのですが、これはちょっと初心者には難しいでしょう。でも今ならAIに聞きながらできますね。
仕組みのイメージ
- 【NGな例】チラシ(QR) ➔ システム会社のフォームURL(ミスがあっても変更不可)
- 【おすすめの例】チラシ(QR) ➔ 自分のサイトの転送用URL ➔ システム会社のフォームURL
自分のサイト(例:自社の特設ドメインやサブドメインなど)の中に、読み込んだ瞬間に自動でフォームへジャンプするページを1本作っておきます。
この設計にしておけば、宛先のフォームURLが変更になっても、自分のサイト側の転送設定(リダイレクト)を書き換えるだけで、チラシのQRコードはそのまま活かすことができます。
ワードプレスであれば、記事もカンタンに投稿できるうえに、標準として「リダイレクト設定」を行うことができます。

【QRコード集客】のよくある質問(FAQ)

QRコードから申し込みフォームへ直接リンクを設定しない方が良い理由は何ですか?
申し込みフォームのURLに誤りがあった場合や、途中でフォームの仕様が変更された場合に、印刷物側のQRコードを後から修正することが不可能になるためです。
直接リンクを設定していると、チラシの刷り直しか訂正紙の差し込みという多大なコストと手間が発生します。
ユーザーがフォームの入力項目を見た瞬間に、申し込むための熱量が不足して離脱する原因にもなります。
詳細や対策については、総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」等でもデジタルデータの適切な管理やリンク設定の重要性が示唆されています。

まなびんぐKITAとはどのような媒体ですか?
まなびんぐKITAは、東京都北区が発行している生涯学習情報誌です。
地域住民に向けた様々な講座案内やイベント情報が掲載されています。
ぜひ北区民はチェックしてみましょう。
各担当者が個別に作成したURLのQRコードをそのまま掲載した結果、異なるサイトへ遷移するトラブルが発生し、訂正紙による対応が行われた事例があります。
詳しい発行スケジュールや最新の配布状況については、東京都北区の公式ウェブサイトをご確認ください。

印刷後にQRコードの誤植が発覚した場合、どのようなトラブルが起こりますか?
自社で管理していない外部サイトへ直接リンクしている場合、印刷物の刷り直しや訂正紙の配布を余儀なくされるトラブルが起こります。
予算や人手が限られている商売においては、修正が間に合わずビジネスチャンスを大幅に失う致命的な絶望につながります。
事前のリンク設計を行うことで、印刷後であっても裏側でアクセス先をコントロールすることが可能です。
まずは自社の運用体制において、チェックフローが機能しているか再確認することをおすすめします。
QRコードと申し込みフォームの間に自社ウェブサイトを挟むメリットは何ですか?
万が一フォームのURLに問題が発生しても、自社ウェブサイト側にあるリンク先ボタンのURLを書き換えるだけでトラブルを解決できるメリットがあります。
チラシの紙面だけでは不足しがちな講座の魅力やメリットを詳細ページ(LP)で十分に伝えることで、ユーザーの参加意欲を高めて成約率(コンバージョン率)を向上させられます。
アクセス解析によってページの読まれ方をチェックし、今後の集客施策を改善していくことも可能になります。
効果的な詳細ページの構成案については、Google検索セントラルのドキュメントが参考になります。

自社サイトへアクセスを発生させることはSEOやAI検索に効果がありますか?
はい、自社サイトへのアクセスを発生させることは、サイト全体の評価を高める副次的な効果があります。
アクセスが集まることでウェブサイトのドメイン評価が向上し、検索結果に表示されやすくなったり、AIによる検索でおすすめとして提示されやすくなったりするオマケの効果が生まれます。
ウェブマーケティングの専門業者は、このアクセス蓄積効果を狙って必ず自社ドメインを経由させる設計を行っています。
検索エンジンの仕組みや評価基準についての詳細は、Google検索セントラルの最新ガイドラインを確認してください。

どうしても詳細ページを作らずに直接フォームへ飛ばしたい場合の対策はありますか?
はい、詳細ページを作らない場合は、自社サイトの中に「リダイレクト(自動転送)用のページ」を1つ挟む対策が有効です。
「チラシのQRコード ➔ 自社サイトの転送用URL ➔ システム会社のフォームURL」という経路を設計します。
この設計であれば、宛先のフォームURLが変更になっても、自社の転送設定を書き換えるだけでチラシのQRコードをそのまま活かすことができます。
専門的には「.htaccess」ファイルを用いて301リダイレクトを設定しますが、現在は生成AIに記述方法を質問しながら作成することが可能です。
WordPressでリダイレクト設定を行うことは難しいですか?
いいえ、WordPressであれば標準機能やプラグインを活用することで、初心者でも簡単にリダイレクト設定を行うことができます。
WordPressは新規の記事やページを簡単に投稿できるうえに、URLの転送管理(リダイレクト設定)を行う仕組みが整っています。
転送用のURLを自社の特設ドメインやサブドメイン内に1本用意しておくだけで、専門知識が乏しくても安全な運用の手順を構築できます。
具体的なプラグインの選定や設定手順については、WordPressの公式サポートドキュメントを参照してください。

まとめ:自分のサイトを経由させるメリット
QRコードを使ってチラシからWebへ誘導するときは、「フォームへ直接飛ばさず、必ず自分のサイトを1度経由させること」が鉄則です。
この運用の手順をしっかりと作っておくだけで、以下のメリットが生まれます。
- トラブルに強い(印刷後でもリンク先をいつでも修正できる)
- アクセス数がチェックできる(どのチラシからどれくらい反応があったかが可視化できる)
- 改善ができる(反応を見ながら、ページ内容をブラッシュアップできる)
これからチラシやパンフレットを作る方は、ぜひこの「1枚挟む」という仕組みを意識してみてください。
備考
東京都北区の生涯学習情報誌「まなびんぐKITA」
https://www.city.kita.lg.jp/children-edu/adult-learning/1010267/1019698.html
