SNS時代のHP作成ざっくりガイド
ホームページがあった方がよい理由
SNS時代でもHP(ホームページ)は、あった方が良いです。
大きな理由は、情報をまとめておくことができるからです。
おすすめは、情報の整理です。
例えばチラシに、インスタ、X(ツイッター)、フェイスブックのQRコードが印刷されている場合がありますよね。

これを見た人の視点からすると、興味を持ってもどれを選べばいいのか、それぞれ違いがなんなのか分かりません。
同じ内容なのか、それぞれ違う内容なのか、選択肢が多いと人は選ぶのをやめてしまいます。
そこで興味を持った人を混乱させないため、行動を止めないためにチラシなどのQRコード(URL)は1つが理想です。

そしてQRコードから飛んだページに情報をまとめておくのがおすすめです。
この場合、情報の整理をしやすいHPが最適です。
HPのトップページに書く内容
まずは、活動の目的を決めます。 ← 最重要
その活動をわかりやすく整理し、詳しい紹介をするのがHPの内容です。
HPのトップページの内容は、イメージとしてメニューです。
詳細は、各ページ。各ページへ誘導するためのページをまとめたのがトップページです。
例えば、ATMや切符の券売機、セルフレジなどのタッチパネルです。
色々なことができますが、全部ではなくポチポチ選択して進んでいきますよね。
このようにページの訪問者を迷わせないように誘導するのが理想です。

銀行ならば、「引き出し」「預け入れ」「残高照会」などでしょう。
これらを”カテゴリ”とします。
ATMならこんな感じですね
TOPー引き出し
ー預け入れ
ー残高照会
ーほか
会社のHPであれば、”カテゴリ”は「サービス内容」「代表挨拶「当社について」「お知らせ」などが一般的ですね。
サービスのHPであれば、”カテゴリ”は、「サービスの強み」「価格」「活用事例」「お客様の声」「よくある質問」などでしょうか。
保護猫活動ならば、”カテゴリ”は、なんでしょう?
「活動内容」「譲渡会」「動物一覧」「支援のお願い」などが考えられます。
保護猫活動ならどのような”カテゴリ”になるでしょうか。
例えばこういう構成ということですね。
TOPー活動内容
ー譲渡会
ー動物一覧
ー支援のお願い
ーほか
カテゴリは5つくらいまでが、よいでしょう。
HPの各ページに書く内容
複数のページを作成する場合は、詳しい内容のページが必要です。
HPの中につくるページは「興味をもったので、もっと詳しく知りたい。」
という人向けの内容にしましょう。
× 詳しくはお問い合わせください
↑詳しく書きましょう。
具体的には、上記で決めた、活動の目的を達成する 助けとなる内容にしましょう。
例えば「保護猫活動」で、譲渡会に来てもらうのを目的にする場合。
知ってもらうのはインスタやXなどのSNSが大半なはずです。
しかし興味をもった場合、SNSの投稿だけでは情報不足であることがほとんどです。
例えばこういうパターンを想定しましょう。
・SNSで保護猫募集の投稿を見た
・近所で休日だったので、ちょっと興味をもった。
初めてであればこんな人が大半でしょう。
こんな人が、よし今週末にに譲渡会に行ってみよう!
と即決するのは、ちょっと考えにくいですよね。

そこで、このような内容を書いておくと親切でしょう。
🐾 当譲渡会でよくある不安と解決法
不安の内容 | 背景・理由 | 解消のヒント |
---|---|---|
譲渡の流れが分からない | 初めての参加で手続きや条件が不明 | 詳しい譲渡の流れを説明 |
猫との相性が不安 | 性格や生活スタイルが合うか心配 | トライアル期間があるなど実施している内容を紹介 |
譲渡条件が厳しそう | 審査項目が多く、断られるかもという不安 | 家族構成や住環境などのサンプルを提示したり、過去の否認事例を理由と共に紹介する |
費用がかかるのでは? | ペットショップと違い、費用の仕組みが不明 | 医療費や交通費などの実費負担の有無などを説明 |
猫の健康状態が心配 | 保護猫は病気を持っているかもというイメージ | ワクチン接種や健康診断など医療記録のようなものがあれば説明 |
譲渡後のサポートがあるか不安 | 飼育に慣れていないため、困った時に頼れるか心配 | 譲渡後も相談に乗る、SNSなどで定期的な情報提供など |
さらに、不安を取り除くため、譲渡で双方がトラブルにならないために様々な視点からも情報を提供しましょう。
例:🧡 初心者に向けたアドバイス
- 「様子見だけ」でもOK!
譲渡会は見学だけでも歓迎されることが多く、気軽に参加できます。
インスタからDMでお気軽にお問い合わせください。 - 保護主さんとの会話がカギ
猫の性格や普段の様子は、保護主さんに聞くのが一番。
どんな生活環境なのかを教えてくだされば、飼育環境へのアドバイスもできますよ。 - 猫は“猫をかぶる”こともある
譲渡会では緊張して本来の性格が出ないことも。
即決などはせずに焦らず、何度か参加してみてください。
で、定期的に譲渡会を開催していますので、最新の情報は・・・
と、誘導しましょう。
スケジュールなどはHPで更新するのが面倒ですよね。
なので、SNSで譲渡会の案内をおこない、ハッシュタグで検索。
「#保護猫譲渡会●●(団体名など)」をつけて、リンクを貼るとSNS更新だけで最新の情報を案内できます。
🎯人の動きに合わせて内容を変えよう
HPとSNSを活用する場合、人の動きの導線設計をしたいところです。
訪問者の状況に合わせて、コンテンツは、ページに書く内容です。
QRコードのダメな例
例えばこのページのURLをQRコードにしてこのページに貼ったとします。
※ガラケー時代には、サイドバーなどにQRコードがよくありました。
■ ← これがこのページのQRコードだと思ってください。
このQRコードって誰がいつ、どうやって読み込むでしょうか?
スマホでこのページを見ている場合、このページのQRコードを読む理由がないですよね。
スマホで検索 → HPを表示 → ○○(このページのQRコードは意味なし)
※これは昔、パソコンとガラケーの検索が違ったため、パソコンでは検索にでても携帯の検索では出ない。そんな時にパソコン画面のQRコードをガラケーで読み取ったという歴史の名残です。
さすがに今はQRコードはありませんが、SNSでも近いことがあり得ます。
インスタ誘導のダメな例
いまどきはSNS、それもインスタのプロフ欄のURLからHPへ来ることが多いでしょう。
この場合、HPでインスタアカウントをアピールするとこうなります。
インスタ → HP(インスタアピール) →インスタ
「いや、インスタから来てるのでインスタは知ってます」なわけです。
この場合は、インスタで興味をもった人が、わざわざクリックしてHPに見に来てくれた。
それは、もっと詳しく知りたい情報があるからですよね。
ただ、何をもっと詳しく知りたいのかわからない。
なので、カテゴリで知りたそうなことを用意しておくとよいでしょう。
1ページのみなら一覧でOK
ただし、1ページだけの場合は一覧にするしかありません。
ページの中にSNSアカウントの一覧や、注意事項、自己紹介などをすべて書きましょう。
この場合も、見出しと目次がついていれば、ストレスなく誘導できます。
FAQ 良くある質問
ホームページはSNS時代でも必要ですか?
はい、SNSが主流の時代でもホームページ(HP)は必要です。
HPは情報を一元化できる「情報のハブ」として機能し、SNSでは伝えきれない詳細や信頼性を補完します。
特にQRコードやプロフィールリンクから訪問するユーザーにとって、整理された情報があるHPは行動の後押しになります。
📌おすすめ構成:
- 活動目的
- サービス紹介
- よくある質問
- SNSリンク(1つに集約)
QRコードは複数より1つにまとめた方が良い理由は?
QRコードが複数あると、ユーザーは「どれを選べばいいのか分からない」と迷ってしまい、結果的に行動をやめてしまうことがあります。
そのため、QRコードは1つに絞り、そこからHPに誘導して情報を整理して見せるのが理想です。
🧭行動導線の例:
チラシ → QRコード → HPトップ → 詳細ページへ誘導
ホームページのトップページには何を書くべきですか?
トップページは「メニュー画面」のような役割です。
訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるよう、カテゴリごとに整理された導線を設計しましょう。
🖥️例:保護猫活動の場合
- 活動内容
- 譲渡会情報
- 動物一覧
- 支援のお願い
- よくある質問
譲渡会に初めて参加する人が不安に思うことは?
初参加者がよく抱える不安には以下のようなものがあります:
不安の内容 | 背景 | 解消のヒント |
---|---|---|
譲渡の流れが分からない | 手続きや条件が不明 | 流れを図解で説明 |
猫との相性が不安 | 性格が合うか心配 | トライアル期間の紹介 |
費用が不明 | 実費負担があるか不安 | 医療費などの明示 |
健康状態が心配 | 病気の有無が気になる | ワクチン接種情報の提示 |
🐾「様子見だけでもOK」など、気軽に参加できる雰囲気づくりも大切です。
SNSからホームページに来た人に何を見せるべきですか?
SNSからHPに来る人は「もっと詳しく知りたい」と思っている可能性が高いです。
そのため、SNSの紹介ではなく、具体的な情報(活動内容、参加方法、FAQなど)を優先して掲載しましょう。
📱インスタ → HP → 詳細情報
✖ インスタ → HP → インスタ紹介(これは逆効果)
今回のおさらい
HPは、あったほうがいいよ。
HPの目的は、明確にしておくといいよ。
内容はm、SNSなどのまとめだったり、詳細にするといいよ。
これらを決めるには、まずは、活動の目的を決めましょう。 ← 最重要
てことー!