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発信者情報開示請求を拒否してみた

発信者情報開示請求を拒否してみた トラブル

発信者情報開示請求が来た話。
請求者さん、ロリポップさんにはご迷惑おかけしました。
ちょっとしたトラブルというか過失からだったのですが、拒否してみた経験を記しておきます。

メールにて、「【要返信】【ロリポップ!】発信者情報の開示に関する照会」という内容が届く。
結論から言うと、情報開示請求をされているから、情報を開示していい?という確認のメールです。
そして今回は拒否してみました。

拝啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は弊社サービスに対し、格別ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、この度お客様が管理されているウェブサイトから発信された下記の情報の流通により権利が侵害されたと主張される方から発信者情報の開示請求を受けましたので、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(平成13年法律第137号)第4条第2項に基づき、弊社が開示に応じることについて、ご意見の有無をご照会申し上げます。

つきましては、ご多忙中誠に恐れ入りますが、以下回答フォームの回答内容のいずれかに○をつけ、回答の理由をご記入いただき、メールが到達した日より14日以内に、本メールへの返信にてご回答くださいますようお願い申し上げます。

14日以内にご回答いただけない事情がある場合は、その理由を弊社までお知らせください。

ご回答いただけない場合または開示に同意されない場合でも、同法の要件を充たしている場合には、弊社は、発信者情報を権利が侵害されたと主張される方に開示することがございます。

なお、本件に起因して申出者より弊社に対して損害賠償請求がなされた場合等、弊社がその対応に相当の費用を要した場合には、後日、お客様に対して、弊社の対応に要した費用のご負担をお願いさせていただくことがございます。
誠に恐れ入りますが、併せてご了承いただきますようお願い申し上げます。

私を訴えるから私の情報を開示してください。ということです。
サーバー側も、ほいほいと私の個人情報を出すわけにもいかないので、確認してくれてるわけですね。

ということは、拒否してしまえばいいのでは?
と思うかもしれませんが、内容次第です。


回答は12日後に拒否

2023/7/6に連絡を受け、7/18に回答しています。
この間、訴えの対象となるURLの復元やweb魚拓のようなものを探すも見つからず。
どこかのアーカイブにあるかもしれないのですが、waybackmachineなどにもなく、後述する理由から拒否してみました。



私もサーバーも情報開示を拒否した場合、相手側は裁判をサーバーに起こすことがあります。
それで情報を開示させることも可能なんですね。

これはホント内容次第で、絶対に訴えるぞ!という気持ちも必要ですし、訴えたら勝訴できる証拠が集まっていないと訴えても負けるだけ。

なのでほんと、内容がすべてなのです。

ちなみに今回の訴えの内容です。

「人格権(名誉権)」

【発信者情報の開示を受けるべき正当理由】
申出者は、以下の通り主張しています。
「1.損害賠償請求権の行使のために必要であるため」

人格権とか損害賠償とか、これまたまがまがしい。
でも「ムカついたから」「傷ついたから」などでは裁判できないため、何らかの法律に当てはめる必要があるからですね。

同意した場合、自分の情報は相手に伝えられ相手がしかるべき手段を講じます。
裁判を起こすかもしれませんし、示談になるかもしれません。

拒否した場合

サーバー会社が拒否の申し出の内容を検討し判断します。

なぜ検討するかというと、「ムカついた」から損害賠償だ!なんて理由で個人情報を明かした場合、私側から訴えられるリスクがでてくるからですね。サーバー会社としてもイメージが悪いでしょう。

なのでここでも最初の訴えの内容次第なのです。
そしてこちらの反証(言い分)によって、判断するわけですね。


SNSで難しいのは、侮辱と認定されても損害を証明するのが難しい。

せめて発言により精神的なダメージを負って、〇〇円分の損害が生じた、とか精神科にかかって治療費が必要になったとか、取引先が評判を見て契約を解除されたとか、損害を証明する必要があるわけですね。

有名人を侮辱して拡散した、くらいでないとなかなか難しいのではないでしょうか。
無名な人がプチ炎上くらいでは賠償金も少なく、裁判の手間と費用があわないでしょう。

これらを考えて、裁判にはならないだろうと判断して拒否しました。
7/18にサーバー会社が受け付けたそうで、その後の動きなしです。

今回の案件内容

そして今回の案件内容。

軽い書き方なのは、私のミスではあるのですが故意ではなく過失だからです。


誹謗中傷の内容は、自動ツールのテストでサイトに掲載されたツイッターの埋め込み内容に対してだからです。
そのため私は内容すら知らなかったのです。


またテストブログは6月の頭に終了し削除済み。
たぶんスクショなりを撮られているでしょうが、トレンドワードの寄せ集めというのが映っているはずです。そして埋め込みのためオリジナルのアカウント名も表示されているはずです。

なので、私が故意に侮辱しているのは確認できるでしょう。。
また、ツイッターの埋め込み機能なので、オリジナルでもない。

該当ページにアクセス集めもしていないので、見る人もいない。
このため、私が社会的な信用を落とすほどの影響を与えていないだろうと。



ただ過失とはいえ私のミスで申し訳ないとお詫びをしました。
この内容を反証として、サーバー会社に送っています。

たぶんこの状況だと訴えられても、罪に問うのは難しく賠償金にしても少額。
なにより過失となれば、納得してくれるのでは?という判断で拒否してみました。

まだ10日くらいですが、今後の結果に新着があればまた後日。
ブックマークでもしておいてください。


誹謗中傷はやめよう

私のように2次災害になるから!というのは冗談で、このような内容だから拒否してみましたが、直接の誹謗中傷となると厳しいと思います。

ツイッターなんかでケンカ腰でやり取りをしたら、金額の問題ではなくなります。
決客をつけてやろう!と思うことが多いでしょう。



そんな状況で実害があれば、裁判沙汰になる可能性は高くなります。
双方で争うこともあるでしょうが、冷静に考えると誰得案件。

どちらにとってもメリットがないので、感情に任せた言動は辞めたほうがいいですね。
今回の流れのように個人情報から裁判になる恐れがあります。
ならなかったとしても手続きは双方イヤでしょう。


ちなみに、もちろんテストしていたツールは廃案。
こんな管理できないリスクがあることがわかったので、ツールやアプリを利用される方も気をつけましょう。

最後に改めて、請求者さん、ロリポップさんご迷惑をおかけいたしました。