ぜんぜん前回の前回からすっかり忘れていました。
【「まだ結婚できない男」の誹謗中傷対策】
前回は、「まだ結婚できない男」の自分による誹謗中傷対策の基本。
そして今回は、なぜ削除後なのにSNSをやらせたのか?
そこには逆SEO対策としての意味があるんです。
エゴサーチの対策
ドラマのなかで誹謗中傷の犯人を見つけて解決した桑野さん。
でもその後でも、、弁護士のまどかさん(吉田羊)にブログを書くように言われていましたよね。
なぜ犯人が誹謗中傷を辞めたのに、桑野さんはSNSやブログを書いた方が良いのでしょうか?
実はまどかさん、相当に優秀な弁護士であることがわかります。
また別のブログ記事などが出てくる可能性があるので、自分で書いちゃいなよYOU!ってことですね。
だったら、自分でSNSやブログを書いてエゴサーチ検索の上位をブロックしておきましょう!ということです。
もうこれ、これからは自分の名前で作っておく。
これが対策になるわけですね。
法律で対処できない場合も多い
でもそんな面倒なことをやるよりも、エゴサーチで誹謗中傷を書かれたらまた削除すればいいんじゃない?と思うかもしれません。
この方法には2つの問題があるんです。
1つは金銭。弁護士さんに依頼すれば、1件当たり数万円。個人でもこのくらいの費用がかかります。弁護士さんのお仕事ですからね。
もちろん自分でもできますが、手間とコストのバランスを考えると依頼するのが普通です。
理由はかんたん、社長さんなんかだと自分が稼ぐ報酬の方が高いから。
もう1つが大きな問題で、法的にどうにもならない場合があります。
桑野さんにとっては不快で屈辱的でも、その書き込みがなんらかの犯罪の疑いがなければ法的な手続きを行えません。
また、これを逆手にとって法的に問えない表現をするプロもいます。
「会社名+詐欺」○○は詐欺だ!
これなら名誉毀損で法的に勝つ可能性が高いです。
でも「○○は詐欺だ!という噂は本当か?」
「○○という会社と取引を検討していて社名を検索したら、「詐欺」という書き込みを見つけました・・・」
こうなると、当てる法律がなく訴訟対象にもできません。
試しに【詐欺という噂は本当】と検索してみると、具体例がいっぱいでますよ。
じゃぁ法律じゃなくて検索そのものなんだからGoogleに削除依頼をだす。
でもGoogleだって検索結果のポリシーがあります。
言論の自由は表現の自由などと照らせ合わせて判断されるわけです。
書いてる人に連絡したら?なんてアドバイスも。
まぁだいたいこういうときはモメてるので、それがやりにくかったりするんですが。
逆SEO対策
このように法的手続きのデメリットもあります。
そうなると、個人名くらいなら自分で自分のブログを書いて検索を埋める。
これがてっとり早くできて、もっともコスパがよいネットの評判対策になるわけですね。
ドラマではインスタに日記で「映えるように!」というアドバイスでした。
まぁここは、ガチのアドバイスをしてもドラマ的にもおもしろくないですからね。
どっちにしろ、個人の誹謗中傷対策に自分のブログを書くのは効果的。
でもこれを知っている弁護士さんはあまりいません。
だから自己ブログをアドバイスしたまどか弁護士はとても優秀なのです。
ガチの逆SEOについてはまたの機会に-。
でも個人名のエゴサ検索で困ってるならやる価値はアリですよ。