ランサムウェアとはウイルスの一種
ウイルスの一種がランサムウェア。 Ransom=「身代金」 なので、今ま でのウイルスのようにいたずらで済まなくて、パソコンをロックやデータを暗号化し、代金を支払えば解除する。というタイプのプログラムですね。
特に最近ニュースになっているのは、100カ国以上で被害がでている「WannaCry」というランサムウェア。 ウイルス対策していないのは当然として、XPなどの古いOSを搭載したパソコンが狙われるといわれていたんですね。
被害が多いのはウィンドウズ7
ところがツイッターで、ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labのグローバルリサーチ担当ディレクター、コスティン・ライウ氏が感染経路のデータを発表したらXPなんてほとんど影響がなかったことが明らかになったんです。
ズバリ!「WannaCry」に感染したPCの98%は「Windows 7」で、噂で一番多かったXPではなかったんですね。 まぁターゲットにするなrあ利用者が多いOSを狙うっちゃぁ狙いますからね。
被害が広がった原因は人の問題
もっとも被害が多かったのが、ウィンドウズ7。でも、8に10も出てるんだから7は古いOS。だからやっぱり古いOSが問題なんじゃないの? と思ってしまいそうですが、違います。
今回のランサムウェア対策のパッチは、3月にはすでは配布済みなんですね。 そのうえで、マイクロソフトはサポートが終了しているXPのパッチ(対応ソフト)を急遽配布などの対応も行いました。
つまり、これだけ世界的な問題も、ただただアップデートを怠っていたってだけ。いわばパソコンを使ってる人の問題なわけです。 これについては、アメリカのマイクロソフト社の法務担当上級副社長、ブラッド・スミス氏が政府機関に対して、
「今回の攻撃は、コンピュータを最新の状態にしておくというITの基本がすべての人々にとっての責任であり、全企業幹部が支援すべき課題だ」と警告しているんですね。
PC利用者の教育が必要
どんなにセキュリティを強化しても、まだまだ人的な問題でトラブルが発生ているのが現状。 詐欺メールのzipファイルを開いてしまったり、架空請求のメールに電話してしまったり。トラブルメーカーのあるあるうっかり行動ですね。
今回の件も当初は古いXPが問題と報道されていましたが、結果を調査してみれば、単に対応していなかっただけ。 これが会社のパソコンだったりしたら業務に影響がでることは間違いありません。
不用意なSNS、個人情報の漏洩などよりももっと基本的なところで、パソコンを扱う人間のリテラシー教育が必要な時代なんですね。 ただの怠慢なら被害者ではなくて加害者になるわけですから。
スマホは大丈夫だとしても、パソコンの場合はとりあえずセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)は入れて、アップデートもちゃんとやっておく必要があるってことですね。
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