選挙に興味がある人はすくないでしょう。
でも政治の世界ではネットを使うと、ここまで成果を出せてるよって話を紹介します。
新しい党 おときた駿
今回の主役は、「新しい党」の、「おときた駿」。(このページすべて敬称略で)
※今日現在は、(維新・あたらしい党 参院選東京選挙区)
区長選では敗れたものの、北区で区議会候補者の「こまざき 美紀」はトップ当選。
- 7,335 ・ こまざき 美紀 (あたらしい党)
- 6,238 ・ やまだ 加奈子 (自由民主党)
- 5,932 ・ 戸枝 大幸 (自由民主党)
- 5,541 ・ うすい 愛子 (立憲民主党)
- 5,528 ・ 松沢 よしはる (自由民主党)
私は地元ですが、正直びっくり。
だって高齢化ですよ?若い人は選挙に行かない時代ですよ?
つまり地元の組織票がとてもつよいわけです。
なのにサクっ!とトップ当選、お見事です。
まぁ選挙はいろいろな要素ですが、お見事!としかいいようがありません。
高齢とは言えまだしっかり話はできるので、正直アリでした。
でもおときたさんがこんなに票を取るなんて!
地元ですが、どこにそんな票があったの???という感じなんですよ。
東京都北区区議会選挙
東京都北区の区議会選挙と同時に行われたのが、北区長選挙。
※2019・平成31年4月21日
獲得票数と名前
- 65,807 ・ 花川 よそうた
- 54,072 ・ おときた 駿
- 22,213 ・ 川和田 ひろし
北区民としては、花川さんに勝てるわけがない。
大スキャンダルもないのに、人間の習性として乗り換えるとは思えない。
だから驚きは、獲得票数。
こ、こんなに票とれるの!?
だってもう花川さんは84歳。
つぎは勝てるじゃん!
たぶんおときたさんも1発撃破よりも、感覚がつかめて大収穫だったのでは。
ネット広告
選挙の当日に「東京都北区 選挙」で検索したけっかです。
※「区長選挙」でも確認
ちなみになんで検索するかというと、私がWEB屋だから。
検索なりネット広告なりの影響で、人の行動が変わる時代だからですね。
すると
「おときた駿」の広告!
※クリックで拡大
選挙ってネット解禁てどのくらい?広告までOKなん!?
としらべたら、党がだして公式サイトへのリンクだとOKになってるんですね。
はじめて見たので驚きました。
ええ!そういう時代なん!?
ほかはどうなん!?と「区名+選挙」でチェック。
※クリックで拡大
広告の場合は右下の「北区」のようにトップに【広告】とでます。
安心したのは、ほかはまったく気配もない。
安心した理由は、そんなに世の中進んでるのか?と心配したけど大丈夫だ、という意味で。
ちなみに、「スマホ」で、なぜかGoogle広告のみ。
※ターゲティングによったり、さまざまな要素があるので断定まではできないですけどね。
ここでわかるのは、「あたらしい党」は選挙活津もあたらしい。
名前にいつわりなしというか、それより
ほかの政党大丈夫か?という話ですよ。
LP(ランディングページ)
そしてお見事なのが、広告からリンク先のLPです。
それがこちらの、 https://campaign.newparty.jp/ です!
そうです。選挙のルールで選挙が終わったらページを削除しなければならない?ようなのです。ちゃんとルールを把握し、最大限にネットを活用していることがわかります。
でもこれで終わったら、私が記事にする意味ないっすよね。
と言うことでこちら。
→
【北区のニューリーダーはどっちだ?あたらしい党 統一地方選特設ページ】
このサイト「Wayback Machine」は、ネットのアーカイブを残すサイトです。
日本では「ウェブ魚拓」ですね。でもありません。
あったとしても日本の選挙法に関わるので、削除が必要なのかもしれません。
でも「Wayback Machine」は海外のサービスなので、履歴が残っているのです!
↑ということでLPをみてみましょう。
ちなみに仕事から、ホームページやLPのデキを聞かれます。
まず、人の意見より実数を見た方が正確ですよ、としか答えようがありません。
でも強いて言うならば、この3点でしょうか。
- なんのためのページなのか?
- ターゲットは明確か?
- 何をしてほしいのか?
なんのため
→ 「北区都議会選挙」に関心がある人
秀逸なのは、「おときた駿」 VS 「花川よそうた」 にしているところ。
候補者は3人なのにすでに2人しかいないような作りです。
かつ争点をも明確! 若いか高齢か。
「区長」ではなく「ニューリーダー」
80代でニューリーダーは、ないわな。
こういうキャッチコピー作りから、とても洗練されています。
また長文は読まないネット利用者。
ちらっと見て分かるように課題と対策のポイントの箇条書き。
ターゲット
→ 候補者もよく知らない若い世代(浮動票)
確認できたのはスマホのGoogleのみ。
ほかへの配信はわからないのですが、高齢者、PCには出していないもようです。
多くの人という視点ではめいっぱい出した方が良いのですが、あえて制限しているのでしょう。
たとえば、ライバルの支持者は高齢者が考えられますし、PCだとオフィス。
できるだけ情報を盗まれるようなリスクを避けたいとか?
ネットは選挙期間中のみOKらしいです。
なのでライバルが見つけて、すぐにLPをつくり同じように広告配信もできますからね。
してほしい
→ おときた駿に投票して欲しい
これは投票、明確ですね。
投票方法は伝える必要もないので、日にちと場所だけ。
場所が明確なのは、「北区」にだけ配信しているのでしょうね。
こんなところでしょうか。
属性とキーワード
↑この内容を、「東京都北区 選挙」などで広告配信しています。
つまり興味がある北区民が検索したら、まずアピールできるわけです。
この後に北区の公式ページを見ても、3位になった候補者の情報量なんてほとんどないわけです。一方的に「あたらしい党」の情報が満載です。
これ、ライバルの支持者は、わざわざ「東京都北区 選挙」なんて検索しないでしょ?
だって投票する人は決まってるんだから。
つまり「東京都北区 選挙」というキーワードは、言葉以上の背景他とても詰まっている言葉なんですね。ここまで人にフォーカスできる人はすくないので、ネット広告でLPなんてつくれませんから。
結果、負けてしまいましたが、驚くべき獲得票数です。
でも
【選挙もネット時代へ】 でお伝えしたようにやることしっかりやってます。
ネット広告だしてLPつくったからあとは休んでる。
とかじゃなくて、ほかの候補者と同じように、演説などの活動はやる。
自分だけじゃない。
自分が寝ててもいなくても、ネットが代わりに有権者の対応をしてくれる。
そりゃ、差がつくよね。
ほかにもオン・・・ なんですが、長いので今回はこのへんで。
まとめ
国民が相手になる政治の世界でも、ネットスキルが大きな違い。
今や誰でもいつも持ってるスマホ。
そのスマホにアプローチできるネット広告やWEBマーケティング。
人にフォーカスできていれば、おのずと活用することになるのは当然です。
いやむしろ、いまこの瞬間にコミュニケーションをとれるんだから最優先でもおかしくない。
あたらしい党は、ちゃんとできているけどそのほかは壊滅状態。
サボっているとどんどんおいてかれていくだけ。
なので勉強している人は、どんどん条件がよくなるわけです。
いやぁでもさっぱりネットのことはわからないよ。
という政党のエラい方々。
予算を確保できたらご連絡くださいね♪
ちなみに、選挙の候補者のことを書く場合ブログなどでも管理者を明かさないといけないそうです。
隠してるわけではないのですが、プロフィールもありませんでした(汗)
ということで、一応書いておきますね。
有限会社ケイカンパニー
桑野一哉
東京都北区岸町1-5-18
090-4121-9996 です。
SNSでも連絡はとれます。
携帯もあんましでませんが、何度もかけるかメッセージ下さい。
・いじめられている
・友達がいない
・自殺を考えている
・人生に希望がもてない
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などでも、電話して連絡することを特別に許可します。