COCOAは、新型コロナウイルス接触確認アプリ。
陽性者と濃厚接触があったかどうかをチェックできるスマホアプリです。
ダウンロード数は610万件。
だいたい日本人の20人に1人。
お年寄りや赤ちゃんをのぞけば、15人に一人くらいでしょうか。
なかなかの普及率です。
感染者は3人
なんと、3日から8日午後5時までで3人だったそうです。
たぶんPCR検査でしょうが、「陽性」がでたら処理番号が発行されて、自分で登録するんだそうです。
ちなみにこの器官の「陽性」者は、1200人。
なんと400人に1人しか登録してくれません!
PCR検査の精度を考えれば、まったくの無駄と断言できますね。
確率的に3人いたら1人は「偽陽性」でしょう。
ただまぁこれは政治的なパフォーマンスでしょうし、新しいものなので今後の課題でいいでしょう。
開発より運用
でも、アプリ自体は初期の不具合なんて普通にありますし、すばらしいデキですよね。
ボランティアでやらされたらしいですし・・・
ではなんで接触アプリが役立たずになったのか?というと、これは運用の問題なんですね。
アプリを開発した。これは○。
このアプリで成果を出すためには、「陽性者」が必要です。
「陽性者」との濃厚接触をチェックするわけですからね。
そうなると、検査のあとには「陽性者」をきちんと登録する。
というのが次の段階になります。
でも登録する人はほとんどいなかった・・・
登録してもらうといことを考えてなかったのでしょう。
これ、あなたが「陽性者」だったらどうでしょうか?
これに私を「陽性者」として登録したら・・・
ワイドショーでやってるように、差別を受けたり「来るな!」と罵倒されたり、もっとひどい迫害を受けるのではないか・・・ そんな心配をするでしょう。
逆にメリットは・・・
別にありません。
だったらリスクとデメリットしかないのですから、登録はしませんよね。
↑のような状況になるのは明白なのですから、この状態から登録してもらうためのサポートが必要だったわけです。
これは運用の部分になるわけです。
つまり、開発だけしても運用が考えられていなければ、結果を出すのは難しいということです。
WEBでも同じ
これWEBでもまったく同じなんですね。
やってみてすぐにうまくいく!なんてことはそうそうありません。
たまたま当っても、続かなかったりします。
ホームページのよくあるパターン
- ホームページを作ったけど、アクセスがない。
- アクセスはあるけど、反応がない。
- 反応はあるけど、成約がない。
そしてそれぞれの状況で、何を対策したらよいのかわからない。
これは「運用」がわからないということです。
まとめ
WEBに限った話ではありませんが、よいモノを作っても使い方が大切です。
開発よりも運用が成果を大きく決めるのです。
新宿なんかでは「陽性」になったら10万円として、ホストやキャバ嬢の陽性者を買ってますよね。だったらうまく条件として「陽性の場合はCOCOAに登録までで10万円」とかね。
まぁ3人しかいないのであれば、もはや運命の相手探しです。
登録したのは400人に1人の確率の、出会い系アプリにでもしたらどうでしょう。