検索意図のコンテクスト(背景)
SEOでも広告でも、検索されるのはキーワード。
そしてそのキーワードの検索意図が大切です。
そしてもう1歩踏み込みたいのが、検索意図のコンテクスト(背景)です。
検索するにいたった理由です。
コンテクストはほかにも「状況」「前後関係」、「文脈」などと訳されます。
「ママ」というキーワードでも、子どもがお母さんに対して言うのと、銀座のクラブホステスがいうのは意味が違いますよね。
つまりキーワードが同じでも、意味が違うわけです。
同じように「パパ」でも、娘がお父さんに言う場合と、、、
やめときますw
このようにキーワードはコンテクストによって意味が変わるのです。
なのでどういう状況だから検索したのか?
というコンテクストまで意識するとターゲットは明確になり、コンテンツの質も自然と上がります。
検索意図からのコンテクスト
検索するとしないって、とても大きな違いがあります。
たとえば、「コインランドリー」と検索したら、複合に「コインランドリー ふとん丸洗い」と検索している人がいました。
唐突に理由もなく、「コインランドリー 布団丸洗い」と検索する人はいないでしょう。
「あぁ今日は天気もいいしやることもないので、コインランドリーでふとんをあらったらいくらくらいかかるのか調べよう!」とか思わないですよね。
たぶん、「ふとんを丸洗いしたい。洗濯機に入らないので困った。でもコインランドリーで洗えるってどっかで聞いたことあるけど、いくらくらいするんだろう?」のような感じでしょう。※検索意図
「ふとんを丸洗いしたい」というのは、検索意図
ではコンテクストはなんなのか?というと、「ふとんを丸洗いしたい」と思った理由、状況です。
たとえばヤフー知恵袋などの質問サイトで探します。
この時期に外に布団を干してしまったせいか、花粉症が始まってしまいました。布団を封印して新しいものを買うわけにはいかないので、どうしたらよいか教えて下さい。
「ふとんを丸洗いしたい」と検索した理由は、花粉シーズンにふとんを干してしまい花粉症が始まったから。※コンテクスト
質問サイトのほかには、個人ブログ、Yahoo!ニュースのコメント、掲示板などをチェックするのがよいでしょう。
コンテクストを元にコンテンツ作成
コンテクストまで探すのは面倒・・・
ですが、ここまでやるとページ作成は逆にかんたんになります。
ターゲットも欲求も分かっているので、あとは自社のサービスや商品で解決できますよ、と書けば良いだけですからね。
ページにしてもLPにしても書き方の「型」はありますが、重要なのはコンテンツの中身。コンテクストまで調べておくと、コンテンツの質も必ず上がります。
コインランドリーでのふとん丸洗いを勧めるコンテンツ、どっちが書きやすい?
・40代主婦
・花粉症で困ってる人
と考えるとわかりやすいですね。
めんどうですが、ぜひコンテクストまでチェックしてみましょう。
ほかには既存客へのアンケート、WEBでのアンケート、他社が公開しているアンケートなどもとても役立ちます。
コンテクストのコスト
細分化しすぎるとターゲットは少ないし、手間がかかるのでは?と思うかもしれません。
はい、その通りです。
ターゲットの少なさは、数で埋めましょう。
手間もかかり、コストもかかります。
しかしWEBではもう、ライバルが多すぎて飽和状態です。
できるだけ多くの人をターゲットにした、ぼんやりしたコンテンツでは誰も反応しません。
SEOにしても、検索広告にしても細分化は進んでいます。
そしてAIによってマッチ率は上がります。
その時に、マッチしたページを用意できるかどうか?
そこがこれからの大きな分かれ目になります。
もうそういうものだと諦めましょう。
まとめ
キーワードだけじゃなく検索意図。
さらに、コンテクスト(背景)までチェックしましょう。
面倒でコストもかかりますが、強いページを作れます。
なによりネットはその方向へ進んでいるので適応しましょう。