ステマ規制の初摘発はGoogleマップの“やらせレビュー”
始まってみれば音沙汰のなかったステマ規制。
初の行政処分は、意外にも内科でGoogleマップの高評価で550円の割引。
9割が☆1つだったのに、ステマで9割が☆5つに。
むしろやりたくなるくらいの効果ですが、取り締まりの対象ですからね。
そしてこのステマ規制、インフルエンサーがやったとしても罰せられるのは事業者側。
つまり会社側が知っていないと、知らずに行政処分の対象になる。
認識がなければ、「たかだかネットの口コミ依頼」でしょう。
でも、ニュースにでも発表されて履歴が残ってしまう。
規模が大きいからでしょうが、あまりにも割に合わない対策ですよね。
WEB担当者や関連会社が、危険だと止めるべき案件でしたね。
高評価で特典はもちろんですが、高評価の依頼だけでもポリシー違反です。
投稿の依頼はOKですが、見返りや評価内容の指示はアウトですからね。
消費者庁
消費者庁は、マチノマ大森内科クリニックを運営する医療法人社団祐真会に対し、Googleマップの口コミ投稿欄において、来院者が投稿した星5(★★★★★)の表示が、ステルスマーケティング告示に違反するものとして、措置命令を行いました。
ステマ規制で初摘発。Googleマップの“やらせレビュー”で内科クリニックに措置命令
2023年10月施行の改正景品表示法におけるステルスマーケティング規制で初摘発――。消費者庁は6月7日、来院者に割引を提供する目的で“やらせ”レビューの投稿を依頼したとして、都内の内科クリニックに対してステマ行為を認定、景表法の措置命令を行った。
消費者庁によると祐真会は、インフルエンザワクチン接種を目的とした来院者に対し、接種費用の割引をするとしてGoogleマップ上のビジネスプロフィールのクチコミ欄に星4つか星5つの投稿をするという“やらせ”レビューを依頼していたとしている。
消費者庁は、割引と引き換えに行われたクチコミ投稿は事業者の表示にあたると認定。またクチコミ投稿は、消費者から見て事業者の表示であることがわからないことからステマの要件を満たすと判断した。違反認定された表示は2023年の12月8日以降のもの。
「値引きするから」と口コミ「星5」を荒稼ぎしたクリニック 「ステマ天国」日本、やらせ規制はまだユルい
依頼開始前までは、投稿は計184件で、星5の評価は9件にとどまり、9割以上が星一つだった。依頼期間中は一転、269件もの投稿が寄せられ、星5が9割近い232件に上った。同庁は星5のうち45件をステマと認定した。
ヤフコメをAIまとめ
レビューの信頼性と問題点
- 数年前のレビューは参考にならないと考える人もいるが、昔のレビューも参考になる可能性がある。
- スマホのサービスでレビューを書く際に、良い点数をつけないと500円が引かれるという圧迫感を感じた経験がある。
- Amazonで星5レビューで500円プレゼントが付いてくることがあり、良くない品物を買って後悔することがある。
- 数件のコメントを全面的に信用することは問題であり、多くのコメントの共通項を探すことが重要。
- 自身が書いた低評価の口コミが消された経験があり、金で買えるし消せる口コミは信用ならないと感じている。
- 悪質レビューが問題になっているが、低評価を消す行為はステマに当たる可能性があると心配している。
レビューの操作とステマ
- ラーメン屋のGoogleレビューで味玉プレゼントがステマであると疑問視している。
- レビューは検索上位になるための必須アイテムであり、お客にレビューのお願いは良いが、その評価に口出しするのは駄目であると考えている。
評価の問題点
- 評価を行う際には、監査や検査的な視点が必要であり、自己満足や部分最適の評価を避けることが重要。
- 評価結果報告書やフィードバックレポートを作成する際には、一般論で固められたものや不明確なコメントを避けることが望ましい。
コミュニケーションの重要性
- コミュニケーション能力は言葉の使い方に関する能力であり、問題解決能力や企画力、発想力なども含む総合的な能力である。
- コミュニケーションにおいては、注意して聞く工夫やメモを取ることが重要であり、話を聞いているときにメモを取ることも有効である。
その他
- 法律施行後も疑わしい記事や動画ブログが減る素振りが見られないため、取り締まりを進めることが望ましいと考えている。
- 悪質レビューが問題になっているが、病院での悪質な体験も問題であると感じている。