Webサイトのスライダー(カルーセル)って要らんわー
WEBサイト界隈では、スライダー論争なんてあったようなんですね。
私はWebサイトのスライダー(カルーセル)って、マーケティングの視点では不要だわな。
スライダーって、公式サイトなどで取り扱ってるサービスや商品を見せるにはまぁいい。
でも多くの場合はページの目的が絞れていないからという印象です。
同じスペースで、たくさんの画像や動画を見せられるのはメリットではある。
でも裏をかえせば、何を見せるべきなのか?訪問者が何を求めているかがわかっていないとも言える。
最悪とも言えるのは、ページのコンテンツの作り方はわからない。
なので思いつけるのが、きれいな写真や動画を見せるくらいしかアイデアがない場合でしょうか。
Webサイトのスライダー(カルーセル)とは
Webサイトのスライダー(カルーセル)とは、画像が次々にスライドして変わるやつです。
例えばこちらの場合は、自分で画像左右の ← → をクリックすると、スライドします。
これを自動で表示が変わるものもあります。
私が言いたいのは、特にファーストビュー(ページを開いた時に見える部分)のスライダーって、結局は誰のためのページか?が、分かっていないからだと思うんですね。
見た目のデザインの場合は動きがあって面白く、きれいな画像を表示しつづけるのは気分が良いのはわかりますけどね。
でもWEBマーケティングで考えるならば、相当に使い方は難しい。
例えば、ペットショップでペットフードを扱っているページだとしましょう。
上記のようにいろいろな画像が表示された場合、関係ない情報が表示されるから。
具体例で言うならば、キャットフードを探している人にとっては、犬や鳥の情報は不要ですよね。でもスライダーだと、犬や鳥も表示するわけです。猫のフードを探す人には要らん情報です。
これが怖いのは、目的が明確で売上げに近い訪問者ほど、邪魔な情報になる可能性が高いわけですね。
その証拠に、ランディングページでは、まずスライダーのページなんて見かけませんよね。
理由はターゲティングもコンセプトも考えられているため、適当に画像を見せるのではなくブレなく情報を提供しているから。
訪問者というお客さんのことをリサーチして、外れたら改善していくからなんですね。
スライダーもありかも?の場合
これを踏まえた上で、適切な画像なりをスライドにするならアリだとも言えます。
でもWEBマーケが進んだ現在としては、かなり限られているでしょうね。
・成果を求めない会社案内的なホームページ
訪問者の目的もわからず、やっている事業内容や扱っている商品を見せればOKな場合。
・ラグジュアリーブランド(シャネル、エルメス、など)
ブランドの商品に興味がある場合、新商品などを提示する意味はあるでしょう。
・ワクワクさせるブランド(ドンキホーテ、ヴィレッジヴァンガードなど)
何か面白いものがあるかも?なんて場合の提案には効果はあるかも。
もっとも上記のブランドサイトで、トップページにスライダーなんて無かったですけど。
ちなみにAppleも過去にスライダーを設置したけど、撤去したそうな。
うまくいっている企業ではほとんど見かけないのは、やはりマーケティングされているからでしょう。
Webに疎い印刷会社やデザイン会社が、見よう見まねでサイトを作る場合に多いという印象です。
WEBサイトの依頼を検討する場合は、スライダーに対する考えを聞いてみるのも面白いかもしれませんね。