WEBエンジニアに丸投げすると失敗が多い理由は、作ることが最優先になってしまうから。
作ることができるかできないか? じゃなくて、
そもそも作る必要があるのか?
もちろん、小中規模のはなしね。
大企業はがっつりと開発してくださいな。
WEB開発の意味
このジョーク、聞いたことありますよね?
アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。 無重力ではボールペンが役に立たない。
NASAの科学者たちはこの問題を解決するために、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!
一方、当時のライバルロシアは、ボールペンでなく鉛筆を使った。
実際には、アメリカのNASAも鉛筆を使っていたそうで、無重力でもかけるボールペンはまったく別に開発されたそうです。
つまり、開発にコストをかけるよりもまずはある物をつかう。そしてよいものを開発できたら乗り換える。WEBではこれが鉄板だろうと思うわけです。
WEBエンジニア
ここでの話は、当然ブログやホームページなどのお話。
エンジニアというとプログラム組んだりいろいろ開発できる優秀な人です。
ただ、ディレクションの立場で考えるとエンジニアに任せるのはベストではなかったりします。
もしディレクターがいなければ、エンジニアがディレクションもやってしまいます。
なにが問題か?
そりゃぁなんでも作りたがる。
たとえば・・・
ある動画を作ったとする。公開したいと考えたら、あなたならどうしますか?
そりゃユーチューブにでもアップすればいんじゃね? と思いますよね。
でもエンジニア発想では、「動画を提供する環境を作る」となります。
いや冗談でしょう。と思いますが、数年前までは本当にあった話です。
というのもシステム開発会社の場合、システムを開発をしないと仕事になりません。
だから、ある物をつかってしまったら商売になりません。
この動画。ユーチューブならごっついサーバー代もいらないし、見てもらえる機会も増えるし、ほかの機能を考えても、あるもの使った方がいいんじゃない?と思うわけです。
つまり、エンジニアを生かすなら、ディレクション視点が必要ということです。
作ることができるかできないか? じゃなくて、
そもそも作る必要があるのか?
カンタンに作れるのはいいんだけど、環境がかわったらちゃんと対応できるのか?と考えると、中小企業では独自開発ってかなり微妙だったり。
これを考えなければ、無駄なコストを垂れ流すことになってしまうわけですね。
全体を俯瞰してみる視点、心がけたいですね。