文章生成AI「ChatGPT」を職員5万人(全局)に対して利用開始。
法的トラブルのリスクやプロンプトの基本などのガイドラインも公開。
AIってどうなのよ?なんて経営者にもぴったり。
世界でもルールや規制、日本でも自治体ごとにウダウダやってるAI活用。
このタイミングで公開するとは、なかなやりますな!
超初級だけど重要なポイントに絞られてると思う。
最初から詳しく説明しても、受け手が理解しきれませんからね。
「文章生成AI利活用ガイドライン」の策定について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/08/23/14.html
文章生成AI利活用ガイドライン
https://www.digitalservice.metro.tokyo.lg.jp/ict/pdf/ai_guideline.pdf
なによりWEBやデジタルの専門家でなく、一般職員のの5万人が対象。
生成系AIは、仕事をする人なら誰でも使えて当たり前のツールになるのでしょうね。
ポイント
普通はガイドラインなんて見ても面白くもないし、すぐに役立つことはないでしょう。
でも今の情報でのAIですから、トラブルにならないための重要なポイントがわかります。
著作権チェック
著作権※1保護の観点。
特に生成物を配信・公開等する場合には、生成物が既存著作物に類似しないかの調査を行うようにしてください。とあります。
でもこれどうやんの?という場合、私ならこうするかな。
文章はコピペチェック
文章なら「文章コピペチェック」なんて検索すると、コピペチェックができます。
つまりAIが書いた文章と同じような文章がないかどうかをチェックできるわけですね。
https://copyrun.net/ で、ガイドラインの一部をチェックしてみました。
すると、同じ文章の掲載されているページを見つけてくれました。
もちろんデジタル庁の元データが表示されました。
検索に載っている、100%ではないですが、これだけでもかなりのチェックができるでしょう。
画像なら類似画像チェック
類似画像は、Googleの画像検索が手軽です。検索から画像検索で、AIが作った画像を登録すると似たような画像が表示されます。
このサンプルだと違うゲームが推されていますが、下には同じゲーム。
これだけでもざっくりとチェックできるでしょう。
もちろんこちらも検索に情報がないとわかりませんが、文章と同じくざっくりとはチェックできますよね。
現場の職員の立場からしたら、問題が発生したときの言い訳になります。
ノーチェックだった or 一応チェックはした では、まったく意味が違ってきますからね
文章生成AIが生成した回答の根拠や裏付けを必ず自ら確認
そしてチェックの中でも、AI時代に人間に求められるのはこの能力でしょう。
「根拠」や「裏付け」を確認。
この場合の確認は、理論的に考えるということですね。
根拠があっても、理論的に破綻してたり、理屈は成り立っても実現できないこともあります。
AIに仕事を奪われずに、AIを道具として使える人。
考える能力は不可欠でしょうね。
※AI技術は志向はせず、計算のみです。