テレビ会議システムの活用
離れた場所にいる人がコミュニケーションを取る手段としてテレビ会議システムは作られました。
世界中に社員がいる企業ではテレビ会議システムはこれまでも利用されてきました。
ただ、国内だけに限定された企業ではほとんど利用されていません。
つまり、テレビ会議システムを利用しなくてもビジネス上の問題はなかったと言えます。
このことは重要です。
ポピュラーな商品としてzoom、teams、webexがあげられますが、これらの名前を聞いたことがない人もいます。
個人向けと企業向けの商品では活用するシーンが違うため、求められる機能が微妙に違うんです。
そのことを理解しているメーカーのシステムがzoom、teams、webexというわけです。
遊び心をくすぐるような機能を持ったテレビ会議システムに価値がないわけではなく、活用方法が違うだけです。
ビジネス用途でのテレビ会議システムを比較してみましょう。
zoomの大きなメリットはアカウントなしで会議に参加できることですが、専用のアプリが必要ない点もポイントです。
ただ、ブラウザを利用するシステムではデータのやり取りが増加しますから、ネットワークに負荷をかけてしまいます。
テレビ会議中に音切れや画像の停止は、システムの評価を下げることになってしまうのです。
アカウントが必要なことも、専用アプリが必要なことも、そのメリットを考えているからです。
システムを構築する場合には高い技術力を持っていなければなりません。シスコには高いネットワーク技術がありました。
長年ネットワーク機器を生産してきたシスコです。webexを安定したテレビ会議システムに作り上げることができました。
単純な機能の比較ではなく、ユーザーのメリットを考慮した比較をしなければなりません。
teamsはマイクロソフトが開発したシステムですが、同じマイクロソフトの商品と連携する機能が特徴です。
メールソフトのoutlookには予定表機能があり、その予定表にteamsの会議予約を連携させることが可能です。
outlookのカレンダーに会議予約が表示されますから、会議以外の予定と合わせて確認することができますよ。
インターネットの比較サイトでは表面的な比較ばかりが強調されていますから、とは言っても実際に活用する時にはしっかりと、チェックしなければなりません。